業界サラリーマンの高血圧・糖尿病の症状改善バナシ

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血圧は1日の中でいつ測れば良いのか

「血圧が正確なのはいつなんでしょうか?」

昨日、患者さんからこんな質問をされました。


例えば健康診断では上が170だったのに、
数日後に別の病院で測ると160で、
薬を待っている間に
待合室の血圧計で測ったら150だった。
 
どの数字が正しいのか分からないんです、とのことでした。


私がオススメしているのは、
 
「起床後1時間以内に測る」

というものです。

血圧は一日のうちに、何度も大きく変動します。

一分間で数十(mmHg)の単位で変わることも、
決して珍しくありません。

例えば健康診断など、
看護師さんの前では血圧は上がり、
病院の待合室で測ると低めに出るということもよくあります。

 
入浴する際、脱衣場で裸になったり、
熱い湯に入ったりすると血圧は急上昇しますが、
適温の湯に長くつかっていると、徐々に下がっていきます。

他にもお酒は飲んだ直後に血圧を下げ、喫煙は上げます。
トイレ、食事、会話などのちょっとした刺激でも血圧は上下するのです。

年齢を重ねるにつれ血管が硬くなると、
わずかな刺激が大きな血圧の変動となって表れます。
つまり高齢の人ほど、
日々 同じ時間、同じ条件で測ることが大切なのです。


日本高血圧学会が、
家庭での血圧測定法の基準を出していますのでご説明します。

測るときは座った姿勢で1~2分間安静にした後、必ず上腕で測ります。

朝、起床後一時間以内で、排尿後がよいです。

降圧薬を飲んでいる方は、
朝は服薬と食事の前に、
夜は就寝の直前に測るようにしましょう。

血圧はすべて記録し、医師に見せるようにしましょう。
 

血圧は常に変動するものであると心得て、
測定の値に一喜一憂せず、継続的に記録することが大切です。