高血圧とストレス
後遺症のある恐ろしい病気の引き金となるのが『高血圧』です。
高血圧の原因にも様々あり、
しかし、高血圧の原因には身体的なものの他に、
実は心理的な要因もあります。
それがストレスです。
ストレスと高血圧の関係は、医学的にも証明されています。
ではなぜストレスで血圧が上がるのでしょうか。
人間は心理的な負担を感じると、交感神経が活発になり、
アドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは副腎髄質から、
ノルアドレナリンは交感神経から分泌されて血中に放出されるのです。
これらの興奮物質が血中に放出されると心拍数が増えてしまう、
というわけです。
ご存知のとおり心臓は全身に血液を送り出していますが、
その一回あたりの血量も増加してしまい、心拍出量も増えます。
それにつれて血管が収縮し、結果として高血圧が引き起こされるのです。
また、ストレスには『急性』と『慢性』の2種類があります。
事故や恐怖、激痛などで感じるショックで受けるものが急性。
普段から血圧が高いと感じている人は、
ストレスで更に急激に高血圧にならないように注意して、
原因を取り除く工夫をすることが大切です。
無理せず楽しく生きることを心がけましょう。