糖尿病と妊娠 ☆2/3☆
さて、今回は前回の続きです。
妊娠中に高血糖が続くとどうなるのか、というお話。
母親のインスリンの分泌や働きが悪いと、
血糖値が高くなるのは前回書いたとおりです。
インスリンは成長因子なので、
多すぎると赤ちゃんが成長しすぎて身体が大きくなり過ぎたり、
いろいろな合併症を引き起こす原因となる可能性があります。
赤ちゃんの臓器は妊娠4週頃から作られ始めます。
赤ちゃんの臓器は妊娠4週頃から作られ始めます。
母親の妊娠初期の血糖が高い場合、
先天奇形が起こりやすくなってしまうのです。
最悪の場合、赤ちゃんが仮死状態になったり、
腕の神経麻痺を起こすケースもあります。
申し訳ありません。
少し怖い話になってしまいました。
日頃から甘い物を口にしがちな方は、
血糖値にすこし注意したほうが良いですよ、というお話です。
妊娠糖尿病になりやすい人には
妊娠糖尿病になりやすい人には
以下のような特徴があります。
・家族(特に両親・祖父母)に糖尿病患者がいる
・肥満である
・高年齢(35歳以上)での妊娠・過度の体重増加がある
・尿糖陽性(強度)・巨大児や過剰発育児の分娩経験がある
・妊娠高血圧症候群
・羊水過多症である
当てはまる人は血糖検査を受けるようにしましょう。
・肥満である
・高年齢(35歳以上)での妊娠・過度の体重増加がある
・尿糖陽性(強度)・巨大児や過剰発育児の分娩経験がある
・妊娠高血圧症候群
・羊水過多症である
当てはまる人は血糖検査を受けるようにしましょう。
次回は妊娠中の食事のとり方についてお話いたしますね。