業界サラリーマンの高血圧・糖尿病の症状改善バナシ

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尿管結石のはなし


糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満、
これらはすべて生活習慣病を代表する病気です。


では、「尿管結石」はどうでしょうか。
こちらは生活習慣病とは考えていない人が多いのではないでしょうか。


しかしながら私が日々接しているドクターたちは

尿管結石もメタボの診断基準のひとつに入れるべきだ、と、
よくおっしゃいます。


尿管結石とは、
腎臓から尿管、膀胱、尿道までの
尿の通り道(尿路)に石ができる病気です。

石ができても流れ落ちれば問題になりませんが、
重症になると大変です。


背部の違和感や血尿以外に、
尿管内で結石が動くと激痛が走ります。


だんだんと石が下がるに従って、
背部痛、脇腹痛、下腹部痛と痛むところが変わってくることもあります。


最も重症のケースは、尿管に石が詰まり、
腎臓に尿がたまってしまうときです。

これは脂汗が出るほどの激痛に襲われます。



尿管結石の主な原因は「カルシウム結石」と「尿酸結石」の2つです。


食生活の欧米化により、
これらを抱える患者は年々急増しているのです。


予防方法は下記のとおりです。

(1)「食事以外で1日2Lの水分摂取」
(2)「適度な酒量」
(3)「適度な運動」
(4)バランスの良い食事で腹8分
(5)コーヒーはミルクコーヒーに。

コーヒーには、結石のもとになるシュウ酸が多く含まれますが、
ミルクを入れるとシュウ酸が体内に吸収されずに排出することができます。


では万が一、
尿管結石ができてしまった場合はどうなるのでしょうか。

実は治療法自体はたくさんあります。

薬物療法
「開放手術」
「体外衝撃波結石破砕術(ESWL)」
「経尿道的結石破石術(TUL)」
「経皮的結石破石術(PNL)」

などです。

石の直径が4mm以下であれば自然排出されるといわれています。

5mm以上だと多少難しくなりますが、
「石が8mm以下ならば自然排出を待っても良い」という基準もあるので、
その場合は痛みをいかにコントロールするか、というのが問題となります。

痛みが強いときや腎機能に障害があるときには

早期の治療が必要となってきます。


治療法は石の状態、体調を熟慮し、
主治医と話し合って進めていきましょう。