高血圧と喫煙の関係性
最近は煙草の値上がりや健康ブームもあって、
喫煙者がとても少なくなりました。
喫煙は『百害あって一利なし』と言われているように、
身体にとって良いことは一つもなく、
煙草は身体に害しか与えません。
具体的な数値で言うと、
煙草を1本吸うと、
血圧値が10~20mmHg上昇します。
朝起床後の1本目となると
30~50mmHgも血圧が上昇するとも言われています。
喫煙の場合はアルコールや塩分とは違い、
減量ではなく、禁煙しなければなりません。
これが辛いところです。
しかし、禁煙しようとしても煙草のニコチンによって
禁断症状が現れる人も少なからずいます。
この禁断症状は2、3日がピークで、約2ヵ月 続きます。
その場合は薬局などで市販されている、
ニコチンガムやニコチンパッチといった
禁煙を助けるアイテムがありますので、
これらを利用すると良いでしょう。
自力で禁煙できない人には
『禁煙外来』いうものもありますので検討してみてくださいね。
煙草に含まれているニコチンには、
腎臓を刺激して血管を収縮させるアドレナリンや
ノルアドレナリンを分泌させる作用があります。
そうすると心臓に今まで以上に負担がかかり、
血圧が上昇してしまうのです。
さらに一酸化炭素の吸引によって、
ヘモグロビンが酸素を運びにくくなり、
血液中の酸素が減り身体が酸欠状態になります。
たった1度の喫煙が心臓に大きな負担をかけるのです。
それを1日に何度も繰り返せば、
高血圧だけでなく様々な病気を引き起こすのは当然ですね。
自身のためにも家族のためにも、
禁煙がんばってみませんか。