業界サラリーマンの高血圧・糖尿病の症状改善バナシ

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猫背改善で高血圧を防ぐ



何年前だったでしょうか。

テープを指に巻く「スパイラルテープダイエット」
というものが流行ったことがありました。

これはおまじないではなく、
テープを巻くことで、体を正しく使い臓器の働きを良くする、
という内容のものでした。
 

おそらく「骨盤ダイエット」も同じようなものなのでしょう。
 

高血圧の予防と改善には運動が適していることは周知の事実ですが、
実は運動だけではなく、体の使い方、姿勢にも影響があるのです。
 

特に猫背は高血圧を助長していると言われています。

猫背のように前かがみの姿勢を続けていると、
心臓から脳に血液を送るための動脈が圧迫されてしまいます。

その結果 血流が悪くなってしまうのですが、
それでも心臓は血液を体中に送り出さなければいけません。
 
そのため血管の圧力が上がり
高血圧になってしまうのです。

 
つまり姿勢を良くするだけで高血圧を予防できますので、
これは是非意識したいところです。
 

改善策としましては、壁に背中を付けて立ち、
10秒間息を吸って、また10秒間息を吐くことを繰り返すことによって、
猫背を防止する効果があります。

 
また、仰向けの状態で両足を肩幅ぐらいに開き、
両腕を真横に伸ばして手をグーにします。

このまま腕に力を入れて手首を内側に曲げて、
大きく息を吸って止め、その状態をキープしましょう。
限界がきたら脱力して10秒ほどリラックスする、
という体操も猫背解消には良いです。

 
猫背に限らず、体の歪みを正すことによって内蔵の働きは確実に良くなります。

自分の体を見直してみましょう。
 
 
 
 

生活習慣改善による効果とは

 

高血圧の予防・治療には生活習慣の改善が不可欠だ、

 

という話はもはや当たり前となりました。
 

では実際のところ、
生活習慣の改善によってどれくらい効果が得られるものなのでしょうか。
 

今回は生活習慣の改善によって得られる血圧減少の効果について、
お伝えいたします。



「生活習慣の改善」とは主に以下の5点になります。

(1)野菜、果物、低脂肪乳製品を中心とした食事療法
(2)減塩
(3)運動
(4)節酒
(5)減量

これらの生活習慣改善がもたらす、
それぞれの血圧減少度についてお伝えします。


(1)野菜や果物、低脂肪乳製品を中心とした食事療法
血圧減少に最も効果的なのが食事内容の改善です。
上の血圧が約6mmHg程度、下の血圧でも3mmHgは減少することは確認されています。
大きいと8mmHgも減少する人もいますので、いかに食事療法が効果的かが分かります。

(2)減塩
食事療法の次に効果が高いのが、減塩です。
減塩では上の血圧が約5mmHg程度、下の血圧が2.5mmHg程度下がることが分かっています。
食事療法ほどではありませんが、かなり大きな効果が出ているといえます。
それだけ食事の塩分量は、
高血圧に直結する原因となっている、ということですね。

(3)運動
運動と言っても、
一日30~40分程度の有酸素運動を取り入れるだけでかまいません。
30分程度の散歩を生活に取り入れるだけで、
上の血圧が4mmHg、下の血圧が2mmHgほど下がるとされているからです。
30分ですから毎日の通勤の時間を少し早めて、バスを徒歩にしたり、
いつもより1駅 電車から早く降りて徒歩で会社にむかうなどでも良いわけですね。

(4)節酒
飲酒は、適度な量では身体に良いものとされていますが、
飲みすぎると逆効果になってしまいます。
摂取量を3分の1にするだけで、上の血圧が3mmHg、下の血圧が2mmHg程度下がります。
こちらは完全に禁酒してしまうわけではないので、比較的 続けやすいと思います。

(5)減量
ダイエットという言い方をすると、力が入ってしまいそうですが、
上記のような生活改善を行っていれば、自然と5㎏程度は身体が絞れてきます。
そうすると上下ともに、血圧が4mmHg程度下がることが分かっています。
ですのでこちらはあまり意識し過ぎずに、頑張った結果ととらえてもいいかもしれませんね。


大まかではありますが以上になります。

ご参考ください。





動脈硬化による高血圧

保険会社のうたい文句に、

「三大疾病の保障がこれだけ手厚い!」
というものがあります。
 
それだけこの三大疾病の人が多いということです。

 
三大疾病というのは、
「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」のことを指します。

そのうち心筋梗塞脳卒中は血管障害が原因で起こる病気です。

つまり、
3つのうち2つまでもが血管のつまりが引き起こす病気なのです。
 

そしてどちらもその大きな要因は高血圧にあります。

血管は心臓から血液を送り出すホースの様なものです。

そのホースが柔らかくて しなやかなほどいいのですが、
加齢や生活習慣などでどうしても硬くなります。

 
原因は様々です。

加齢が大きな原因ですが、
近年は何といってもコレステロールが最大の原因です。

 
コレステロールを過剰に摂取すると、
血管壁にコレステロールが付着して血管を徐々に狭くしていきます。

そのため血液の流れが悪くなってしまい、高血圧となるのです。
 

その結果、心臓への負担が大きくなり、
血管が詰まって心筋梗塞脳梗塞になるリスクが高まります。
 

また、血管が詰まると、
更に狭くなった血管へ血液が流れようとしても、なかなか先へ行きません。

 
そうすると、硬くもろくなった血管は血流に耐えられず破裂し、
そこから血液が溢れてしまいます。

これが脳だと、脳出血、脳溢血となり、後遺症を引き起こす恐れがあります。
 

それゆえに高血圧は、
「サイレントキラー」、静かな殺人者と呼ばれているのです。 


動脈硬化を放置しているのは、
サイレントキラーを育てているのと同じことです。

高血圧を決して甘くみてはいけません。
 

すぐに生活習慣を見直すことが
とにかく大切というわけですね。





謎の高血圧


突如 血圧が上昇する『謎の高血圧』
と呼ばれる高血圧があるのをご存知でしょうか。


生活習慣や年齢に全く関係なく、
運動、食事制限、薬など、

どんな治療法でも効果が出ない高血圧のことを言います。


私は年に数回、こうした患者さんに会うことがあり、
そのたびに頭を悩ませています。

 
理由は、この謎の高血圧は普通の高血圧と比べ、
脳卒中の危険度が4倍以上高いからです。

患者数は最大400万人とも言われており、
大変危険な病気なのです。
 

普通の高血圧と症状が変わりません。
しかし治療法は異なるため、塩分量に注意しても、
運動をしても降圧薬を服用しても
全く意味がないという恐ろしさを持っています。
 

実はこの謎の高血圧を引き起こす原因は、
「副腎」とよばれる腎臓の上にある3㎝ほどの臓器です。

この副腎が分泌する『アルドステロン』と呼ばれるホルモンが、
副腎にできた数ミリの腫瘍から過剰に分泌されることが
原因であることがわかっています。

 
しかし厄介なことに、副腎に腫瘍ができる原因は未だにわかっていません。
この謎の高血圧は『原発性アルドステロン症』と呼ばれています。
 

原発性アルドステロン症は血液検査で早期発見できます。

治療法は、腹腔鏡下副腎摘出手術という手術で腫瘍のできた副腎を摘出します。

気になる費用ですが、
3割負担で約20万円、入院日数は5~7日ほどです。
 

副腎は腎臓と同じで2つあり、一つ摘出しても問題はありません。
ですが、もし2つの副腎に腫瘍ができてしまった場合は、
アルドステロン拮抗薬によってホルモンの働きを抑制することになります。


いくら運動をしても、食生活を制限しても血圧が下がらない、
という人は一度血液検査を受けてみることをオススメいたします。
 
 
 
 
 
 
 

高血圧治療薬の種類


高血圧を治療するための薬と言えば、

血圧を下げるための『降血薬』です。

 
この薬は種類によって使えるものと使えないものがありますので、
選び方に注意が必要となります。


最初に使用する薬は『第一選択薬』と呼ばれ、
5種類の中から選ぶことが推奨されています。

今回はこの5種類の降血薬のうちの3種類について、
それぞれどんな薬なのかをご説明します。


主な副作用などをご紹介しますが、
他にも異なる副作用が発生する場合があるので、
服用する際にはご自分の体の調子に十分注意しましょう。



■ 利尿薬

高血圧の原因である「塩分」に含まれているナトリウムを減らす、
という働きを持つのが「利尿薬」です。

「利尿薬」は、尿にナトリウムを排出させて
最終的に血管内のナトリウム量を減らして血管を拡張させる、
という働きを持ちます。

この薬は量をたくさん飲んでも意味はなく、効果は変わりません。

しかし副作用は出やすいので、
大体1/2錠 程しか処方されず、
他の薬と併用して飲むことが多い薬です。
 

処方されている場合は、
決して大量に飲まないようにくれぐれもご注意してください。

※ 使用できない人 
痛風

※ 考えられる副作用 
・糖尿病
・インポテンス
・脱水・低カリウム血症
痛風



■ カルシウム拮抗薬
血圧上昇の原因の一つに、
血管の筋肉へカルシウムが流れている、
というものがあります。

この状態を抑えて血管を拡張させるのが
「カルシウム拮抗薬」です。
 
むくみ以外には基本的に大きな副作用もなく、
すでに動脈硬化狭心症
脳出血などを併発している人に対する降血薬として一般的に使用されています。


※ 使用できない人
うつ血性心不全には使用できないタイプの「カルシウム拮抗薬」がありますので、
対象の人は注意してください。

※ 可能性のある副作用
・脈が早くなる
・足のむくみ
・歯茎の腫れ
・尿量の増加
・顔がほてる
 


■ β遮断薬
交感神経を受け取る受容体の一つである
「β受容体」という器官の働きを止める薬です。

「β受容体」というのは心臓内に存在しているため、
ここの働きを遮断することによって心拍数が下がります。

この働きによって、血圧を下げるというわけです。

特に狭心症を併発している人、
若い人で脈が早い人に効果的と言われています。


※ 使用できない人
気管支ぜんそくを持っている人

※ 可能性のある副作用
・手足の冷え
・息切れ
・インポテンス
・徐脈
 


以上になります。

ご参考ください。



 
 

高血圧だけど「外食」したい人へ


高血圧なので『外食』を極力控えましょう、

というのは必ず先生が患者に伝える言葉です。

 
ですがこれを守り続けて、
ストレスをため過ぎるのも身体にとって良くありません。
 
 
 
そこで今回は、たとえ高血圧であっても
上手に外食する方法についてお伝えしようと思います。
 
 
仕事や人間関係を円滑にしていくためにも、
外食は欠かせないものだからです。



■上手な外食の仕方
外食する際は、
普段利用するお店の食事のカロリーや塩分量を確認しておくことが大切です。
最近はメニューに塩分量やカロリーを記載しているものも増えてきているので、
注目するようにすると良いですね。
 
日頃から確認することをクセにしましょう。


また、ぜひ野菜の量にも気を使ってもらいたいところです。
外食は基本的に野菜が少ないものが多いので、
ビタミンやミネラルが少なくなりがちです。

 
 
バランスが偏らないように、以下のことに注意してメニューを選ぶようにしてください。


・魚中心にして、脂肪を控える
・外食する際は、昼や翌朝に足りていない栄養素を補う
・一品物ではなく、定食を選ぶようにする
・一品物を選ぶ場合、サラダなどを別で注文する
・汁物はなるべく残す
・漬物は残す
・揚げ物の衣は半分でも残してカロリーを抑える
・醤油より だし醤油にする
・揚げ物や焼き物は極力レモンで味付ける


以上のことに注意してメニューを選ぶようにすると、
高血圧であったとしても外食を楽しめるようになります。
 

是非参考にしてください。




高血圧とストレス


心筋梗塞脳梗塞など、

後遺症のある恐ろしい病気の引き金となるのが『高血圧』です。
 

高血圧の原因にも様々あり、
まず最初に思いつくのが動脈硬化など、身体そのものに関係するものです。
これはコレステロール摂取などを控えることで防ぐことができます。
 

しかし、高血圧の原因には身体的なものの他に、
実は心理的な要因もあります。

それがストレスです。

ストレスと高血圧の関係は、医学的にも証明されています。
 

ではなぜストレスで血圧が上がるのでしょうか。
 

人間は心理的な負担を感じると、交感神経が活発になり、
アドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されます。
 

アドレナリンは副腎髄質から、
ノルアドレナリンは交感神経から分泌されて血中に放出されるのです。

これらの興奮物質が血中に放出されると心拍数が増えてしまう、
というわけです。
 

ご存知のとおり心臓は全身に血液を送り出していますが、
その一回あたりの血量も増加してしまい、心拍出量も増えます。

それにつれて血管が収縮し、結果として高血圧が引き起こされるのです。
 

また、ストレスには『急性』と『慢性』の2種類があります。

事故や恐怖、激痛などで感じるショックで受けるものが急性。

上司のパワハラなど、日常的に感じているものが慢性のストレスです。
 

普段から血圧が高いと感じている人は、
ストレスで更に急激に高血圧にならないように注意して、
原因を取り除く工夫をすることが大切です。
 

無理せず楽しく生きることを心がけましょう。
 
 
 
 
 

危険な高血圧の合併症

 

高血圧という病気において怖いもの、


それは合併症です。

 
 
合併症には様々なものがありますが、
共通点は、
 
「すべてが命に関わる危険な病気である」
 
ということです。


そこで今回は高血圧によって引き起こされる合併症について
お伝えしようと思います。


■生活習慣(糖尿)病
生活習慣病というのは、
実は高血圧が原因で発症する病気ではありません。

しかし高血圧を発症してしまいますと、
併発する確率が通常の2~3倍も上昇してしまうという、
驚愕のデータがあります。


生活習慣病はそのまま放置していると、
網膜や腎臓、神経など、様々な箇所に弊害をもたらします。
血糖値が高くなることによって、
悪い血液が体内に流れ続けるためです。


さらに、血糖値が高いまま高血圧の状態でいると、
互いの病気をますます加速させてしまいます。

結果として、心筋梗塞脳梗塞などの
血管障害に陥るリスクが高くなってしまうのです。


ですから、高血圧だと診断された場合は、
同時に生活習慣病にならないように予防していくことが、
とにかく大切なのです。


■腎障害
腎臓というのは、
人間の身体の中でもとても重要な臓器の一つです。

腎臓は、心臓や胃、腸とは違い、
食べ物を消化するのに利用されません。
 
そのため、

「いったい何のためにある内臓なの?」

と思っている人も少なくありません。

しかし、腎臓は身体の体液量やイオンバランスを調整する、
という大事な役目があり、他にも身体が欲しているミネラルを取り込むといった、
人が生きていくうえで欠かせない機能を担っている重要な臓器なのです。

万が一腎臓が悪くなってしまうと、
身体の一部がむくんだり、ひどい疲れやめまいを起こしたりなど、
いろいろな弊害を引き起こす要因になってしまいます。


また、もしも動脈硬化の影響が腎臓にまで及ぶと、
「腎障害」または「腎硬化症」と呼ばれる病気になります。

厄介なのは、この腎障害の進行というのは、
非常に遅くて発見されにくいということです。
気が付いたときには、腎不全になるまで症状が悪化していて、
身体がむくむ、なんだかだるい、食欲がないなどの症状が出てくるようになってしまうのです。


高血圧が糖尿病だけでなく、
腎臓にまで悪影響を及ぼす、という事実は
意外と周知されていません。
 
血圧が気になる方は
注意していおいて損はありあません。